秋の仁和寺1 〜平成6年国連世界遺産に登録されました。〜

仁和寺の創建は平安時代。第58代光孝天皇が西山御願寺として着工され、
仁和4年(888)、宇多天皇が先帝のご意志を継がれ、仁和寺を完成されました。
宇多天皇は、退位後、出家して仁和寺を住坊にされ、30余年もの間、真言密教の
修行に励まれました。以来、明治維新まで皇子皇孫が仁和寺の門跡となられ、
仁和寺は御室御所として親しまれてきました。(Photo by Yumiko 2002.11.04)

美しい朱色の中門をくぐると、左手に御室桜、
右手に五重塔、正面には国宝の金堂が
見えます。
この階段を上がると金堂です。
国宝 金堂

すっきりした姿はとても美しいでしょう?
仁和寺が寛永年間に再興されたとき、京都
御所の紫宸殿を移築し本堂としました。
本尊は、阿弥陀如来です。
金堂に向かって左の方には鐘楼があります。
重文 五重塔

各層の屋根の大きさがほぼ同じという
江戸期の特徴を示しています。
名勝 御室桜

背が低く目の高さで花を楽しむことができます。

御室桜の中でも、特に”御室有明”
と呼ばれる種類は御室の地特有の
桜としてよく知られています。
中門から二王門の方に向かっています。
二王門に向かって左手に行くと、霊宝館があり、
国宝の阿弥陀三尊像等の寺宝が見られます。

(名宝展は春・秋各約50日間ずつ開催されます。)

 

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