小豆粥

結婚して初めての1月15日、義母が小豆粥を作りました。

「ゆみちゃん、こんなん、嫌いやろうけど・・・。」

「ゆみこは、そんなこと言うてへんのに、何でそう言うこと言うんや。」
と、義父。

その瞬間、義母の顔色がさっと変わりました。

アッという間に部屋を飛び出した義母。


若い嫁の前でたしなめられた・・。

義母には耐えられなかったのでしょうか。



遠い彼方に見える情景。

むかあしむかあし見たドラマのワンシーンみたいに。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「おかあさん、今日小豆を買ってきました。

明日のお粥の下ごしらえ、ちゃんとしましたよ。」


                  
2005/01/14(Fri)


           


ResComment

non:・・・で
ゆみちゃんは
小豆粥嫌いではなかったのですね。
私にも その情景が浮かんできますよ(∂_∂) 
私は義母の料理で初めて口にしたものが たくさんあります。
冬瓜 ずいき オクラ 長いも
どれも今では大好物です。 (2005/01/15(Sat)


せっちん:みすゞさんだったらどのような言葉であらわされるのだろ〜〜〜〜
とふと思いました。 (2005/01/15(Sat)

Rose:小豆粥、私は食べた事がありませんけれど、今ごろゆみこさんちの朝の食卓にはお義母さまから受継がれた小豆粥が載っているのでしょうね。
ほんの些細なことなのに、みんなそれぞれに気遣ったのに伝わらない事ってありますよね・・・ (2005/01/15(Sat)


ゆみこ:nonさん、ハイ、ゆみちゃんは小豆粥、嫌いではなかったんです(笑)
いつの間にか私自身が、だんだんあの頃の義母の年齢に近づいてきました。
思えば色んなことがありました。。。

せっちんさん、どんな言葉になるのでしょうね〜
私は、ありのままのことを綴るだけですけれど。

Roseさん、今朝は下ごしらえしておいたお粥を仕上げていただきました。
なかなか美味しいのですよ。

なんか忘れたらいいようなことなのに、思い出してしまって・・・って思っていたら、友達がこんな言葉をメールで送ってくれました。
「こうやって、思い出してくれる人がいるのも幸せなこと。
嫌な思い出も含めて、みんないろいろ、混ざり合ってどんな色になっていくのか・・・楽しみです。」 (2005/01/15(Sat)


れんげ:思い出は遠くなるほど、鮮やかになってくるのは何故でしょうね。ゆみこさんは、とても素直なお嫁さんだったのですね。お義母様が「ゆみちゃん」と、お義父様が「ゆみこ」と呼ばれるのって凄いことですよ。 (2005/01/16(Sun)

ブラちゃん:小豆粥って食べた事がないなぁ〜
でも、身体が温まって栄養があって消化が良さそうですね。
今でも、おとなしそうなゆみこさんだもの、可愛がられたのでしょうね。色んな、お料理も沢山伝授されたのでは?素敵なお舅さんとお姑さん達も、きっとあちらで微笑んでいることでしょう。 (2005/01/16(Sun)

ばんちゃん:人に歴史あり そうですみんないろいろの事が有って今があるのです。小豆粥を通して義母さんの事をこうして素直に皆さんにお話できるゆみこさんのお人柄が今回は出てて良かったですね(^^*)/ (2005/01/16(Sun)


ゆみこ:れんげさん、「ゆみちゃん」「ゆみこ」って呼ばれるのって、すごいことですか・・。実は、私のことを「ゆみこ」と呼び捨てにするのは、義父だけ。
晩年、心身共に弱られた後も私にとっては、敬語でしか接することのできない人でした。

ブラちゃん、小豆粥は、お粥を炊く時、柔らかく煮ておいた小豆とその煮汁を加えます。お餅も入れるとおいしいです。
私は、おとなしい・・というより、なぜか義父母に対しては、自己主張がほとんどできなかったように思います。
可愛がっていただいたのかどうか、・・・よくわからない・・というのが正直なところでしょうか。

ばんちゃん、そうですね。色んなことがあって今の自分があるんですよね。
自分自身が壊れないで、私は私のままでいられたこと・・このことに感謝して、生きていきたいです。藪さんと共に(また、娘にバカにされる〜)がんばります(^^)/ (2005/01/18(Tue)

ばんちゃん:旦那さんとともに頑張るのではないのですか(*^^)/
最近の奥さん連中はヨン様やペットと頑張るが多くて亭主族はやってられません(*^^*) (2005/01/19(Wed)

ゆみこ:ハハハ・・ばんちゃん、そうでしたねぇ。私の存在など知りもしない藪様の名前を挙げる前に、主人の名前をあげるべきですよね〜(笑) (2005/01/19(Wed)

けいです:私も小豆粥食べた事ないですね、実家も婚家も我が家もお汁粉ですうふふ。私の両親は子供も、嫁さんもさんをつけて呼んでいましたし、婚家先でもさん付けで、まだ呼び捨てにされた経験はないです。我が夫?。。。いつもネー!か最近はポンを間におかーさん!です。私もおとーさん!かヒデオさん!です。おかしな夫婦です。
嫁、姑の間は複雑ですねー。舅はいないので、知りません。舅がいれば、姑も後家のガンバリがなくて、もう少し大人しくなれたのかなー?って考えます。私夫が居ても気が強いから、これから先どうなるのでしょうね。老いてオニババと化す。。。 (2005/01/28(Fri)

ゆみこ:けいさん、お返事遅くなってごめんなさい。
小豆粥は、ご存じない方も結構おられるようですね。
私は、小豆粥やお赤飯を炊くとき余った小豆で、おぜんざいを作ることもあります。
やはり、甘い小豆って、とても美味しいですものね。

義父母のこと・・・人間同士として理解できればいいなあ〜と思うのですが・・。
(2005/02/08(Tue)



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